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  • Kaori Nakao

てべりのあるはくぶちゅかん

 毎年Telacoyaの子どもたちは卒業間近の卒園遠足の行き先を自分たちで決めている。毎日の散歩の行き先を自分たちで決めているので、話し合いには慣れている。自分がどうしてそこに行きたいのかを伝えながら、仲間の意見にも耳を傾け、心が動いたら、意見を変えることも出来る柔軟性もある。


 この数年は、動物園と水族館のことが多かった。とは言え、動物園も金沢自然公園、野毛山動物園、水族館も江ノ島水族館、八景島水族館などいろいろなところに行った。パンダが来た年はどうしても上野動物園に行きたくて、かなりギリギリまでどうやったら行けるかを相談していた。目的がパンダだということで、上野までの時間プラス何がなんでもパンダを見るための列に並んでみたいというので、並んでいる間にタイムアップになってもそれもそれか、、、と大人は思っていたら、ニュースでパンダを見るのに1時間は並ぶというものを観て来た子が気付いて変更になった。並ぶだけで帰ってくるかもしれないと言う子と、それでもいい(もしかしたら見れるかもしれないじゃん!)と言う子の話し合いもあったが。


 自分たちで決めて、考えて、調べて、、、、というところに大きな意味があるので、行った先に子ども向けの何かがあろうがなかろうが、「何を目的に行きたいのか」が大切だ。


 金沢自然公園に行った時も、動物がメインに見たいという子もいれば、大きなローラー滑り台のある公園でたくさん遊びたいという子もいて、これまた話し合い。結果、動物と動物の間が広く長い距離を歩く動物コーナーは走る。動物はゆっくり見る。そしてまた次の動物まで走る。そうやって時間を短縮することで、ローラー滑り台のある公園と両方行くということになった。自分たちで決めたので、本当によく走ったな〜。そして無事に公園にも辿り着き、十分にローラー滑り台を堪能して帰って来た。


 おおよそのタイムスケジュールを子どもたちと立てて動いていたが、実際もっと象のところで見ていたいと言い出し、少々タイムスケジュールを変更。その先の広場でお弁当を食べようと決めていたのを、象を見ながら食べることに。大人はその先にいる動物のおもしろさも知っているので、それを伝えようかと思ったが、それはそこに到着した時に子どもたちがどう感じるか?なので、この変更のまま象のところを長くとった。


 結果、その先のおもしろい動物のところでもちょっとずつ時間を増やし、その分、走った!時間を短縮出来るのは、そこしかないのだ!


 子どもたちは目的が分かっていて、そして、自分たちで決めたことなので、文句なんて当然言わずに走りまくっていた。ちゃんと動物をじっくりと見ることも出来ていたし、欲張りな程に盛り込んだ内容を全部達成できた。帰り道、ものすごい達成感に満ち溢れていた。




 今年は例年通り、水族館、動物園に加えて博物館という意見が出た。東京上野にあるカハクこと、国立科学博物館をイメージしているらしい発言が随所に出ていた。

上野か、、、、大人の頭は先回りしていろいろ思うところはあるが、、、、笑


 博物館とは何か?という話になった。ある子は「恐竜博物館」の話を熱弁している。ある子は「魚の博物館」のことを熱弁している。のに、「一緒に博物館行きたい仲間」になっている。

 そもそも博物館ってなんだ?


 「てべりがあっていろんなことがわかるのがはくぶちゅかんなんだよ〜」

 「え〜?てべりじゃないよ、テレビだよ」

 「え〜?あれはテレビじゃないよ、映画が映っているんだよ」

 「え〜?映画は大きいのにはくぶちゅかんのは小さいんだよ〜」

 「え〜!!映画とか見たいから博物館にしようかな〜」

 

論点はそこかいな!?笑


 そこで身近な博物館に行ってみることにした。それは何回も行っている「しおさい博物館」であったが、「博物館とはどんなところなのか?」をテーマにして行くと、子どもたちの見る視点が変わり、新しい発見もたくさん。特に今年のおひさま(年長児)は毎月「魚の日」があり、魚への海への身近さが半端ない!楽しくて楽しくて夢中になって見ていました。(何回も行っているのにね)


 博物館とは??を理解した上で、

 映画を観に行くわけでもなく、てべりを観に行くわけでもないと分かった上で、  水族館、動物園、博物館の中から一つに決めることに。


 決まったのは、、、、、博物館。

それなら「どこの」博物館に「何を」見にいこうか?という話し合い。

福井の恐竜博物館から様々な候補が上がり、その日のざっくりスケジュールを大人が伝えると、そこで行けるところを探してくる。そんな日が何日か過ぎて、最終的に決まったのは、、、、


 日本大学生物資源化学部博物館 通称「骨の博物館」である。


 なんと骨だけの博物館である。幼児が行って楽しいのか?と正直私は思ってしまったが、

なんの骨があるかを調べて来た子が「●●の骨もあるんだって!!!」「え〜すっげ〜!」と子どもたちテンションマックスである。


 行き方を調べて、何が見れるのかも調べて、今はその日をワクワクしながら待っている。


 下見に行ってくれたスタッフが聞いて来た話によると、「いつもは誰もこない日もあるくらい静かなのですが、その日は近くの小学生100名ほどとそちらの幼稚園さんとで大変に賑わっています。前後の日は誰も予約入っていないのですけれどね。。。」と言うことらしい。


 その日に導かれた私たち!


 きっと新しい扉が開かれるはず!  その結果は後日ご報告!!

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