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  • Kaori Nakao

どっちが正しいの?

 除夜の鐘がうるさいというクレームが入るというニュースがあったが、それに対して何か対処する必要があるのか?私には全くわからない。これって時代なのか?  クレームを受けたからには、それに対してそれ相応の対応をする必要はあると思う。無視する訳には行かないから。でも、ただ言うことを聞いてしまうのではなく、良い機会と捉えて何故これを行っているのか?を初心に戻って考え、きちんと説明出来るようにすることが大切なのではないかと思う。


 随分前に、私の園でも雨の日に近所の公園に行ってドロンドロンになって遊んで来たら、苦情の電話が入った。その日のことをTelacoya921の2016年5月10日のブログに書いている。簡単に述べると、雨でドロドロになりながら滑る滑り台が楽しくて、ドロドロだからこそスライディングが楽しくて、遊び切って帰って来たうちの子どもたち。しかしながら、その公園はみんなの場所である。遊具をドロドロのまま帰るのはいかがなものでしょうか?と言うものだった。「たつ鳥跡を濁さず」と言う点から言うと、雨が結構降っていたので、洗い流してくれるだろうと言う思いが甘かったのだと思う。これは大人として反省するところ。すぐに遊具の掃除に出かけた。

 しかし、その後、雨の日に公園に入られると地面が凸凹になってストライダーが出来なくなった、と言う別のクレームも聞こえて来た。それは、直接苦情の電話をくださった人の知り合いと名乗る人がうちの保護者の友人を通して伝えてくると言う遠回り。  直接言うことは大変に言いづらいことであると認識しているので、最初の電話の方のご意見は本当にありがたいと思ったけれど、便乗型のものには素直にありがたいとは正直思えなかった。

   しかし、全ての意見を踏まえて、私たちは、子どもたちと話し合いをすることにした。

苦情が来たからやめなさいと子どもたちに伝えるのはとても不自然だと思ったから。大人の配慮が足りなかったかも知れないけれど、子どもたちと一緒に考えたかった。子どもたちからは、たくさんの意見が出た。保護者にも意見を聞いてみた。子どもたちには思い切り遊んで欲しいから、その遊具を洗いに行くボランティアします!と言う保護者もいたが、ありがたくもあるが、それも違うな〜と。子どもたち自身が出した答えを尊重しようと言うことになった。その様子も同じブログに書いてアップした。言いづらいことをお電話してくださった方に届くことを信じて。  子どもたちは、その後も雨の日に公園に行った。あとの人が困らないように洗って帰ると自分たちで決めたから。ポリタンクに水を入れて、重いのでいろいろ工夫しながらみんなで運び、遊び倒した後は、自分たちの手ぬぐいとポリタンクの水を使って遊具を洗って帰ると決めたのだ。どこに行っても、あとのことを考えるようになった。


 素晴らしい気づきの機会を頂いたことを今でも感謝している。  その様子をきっとどこかで見てくださったのか、その後も苦情が続くことは全くなかった。


 しかし、先日子どもたちがよく行く山へ行った時、登り口に小さな看板と泥落とし用の金網が敷いてあり、頭を捻ってしまった。。。「ここは住宅の中にあるハイキングコースです。道に出る時は泥をよく落として、入り口に立ち止まって話などせずに、、、」と書いてある。

 特にここ数年、その山にある古墳の保護の工事が入るから人の出入りが多いのかも知れないとは思う。


 でもね、山の方が先に存在していた訳で。それ削って住宅地にした訳で。  そのうち、子どもが歩くと道が汚れると言われてしまうのか?少々、本気で心配になる。  お寺の側で静かに暮らせると思っていたのに、除夜の鐘が想像以上に煩かった。  山の際の景色の良い場所で静かに暮らせると思っていたのに、山道を歩く人が思ったよりも多く、泥を家の前の道路につけて行くとは想像していなかった。  想像が行き届かないで、後からびっくりすることってありますよね。


 その度に、自分を中心に考えたルールに変えるようにクレームを公的な場所に入れる人が増えている。公的なところは、取り合わない訳にはいかない。  けれど、ここはやっぱり正しいことをきちんと伝える人であって欲しい。 それを伝える為に、考えることをして欲しい。

0か100か、白か黒かだけでない答えがあるはずだから。 誰かにとっては黒でも、誰かにとっては白なこともあるはずだから。 どっちも正しいこともあるから。


 時代と共に変わった方が良いこともある。でも、変わらない方が良いこともあるはず。


 人と人が折り合いをつけることが難しくなって来ている。


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