- Kaori Nakao
希望のタスキ
今日は2019年の年末から約束していた現役高校1年生に会った。
この繋がりは、私の中学からの友人からの紹介。店をやっている友人がお客さんの高校生が、将来自分で幼稚園や保育園をやりたいと言っているから、ぜひ会って話をしてみてくれと連絡があった。
年末ものすごい勢いで仕事の山を乗り越えていた中での連絡だったので、年が明けたらきっとうっかりぽっかり忘れてしまいそうだと思って、Googleカレンダーに入れておいた。前日からカレンダーが教えてくれるようにセットして。
長年の付き合いの友人もそんな私を知っているので、高校生が約束の時間の前に店に到着してすぐに連絡が来た。「あ〜〜そうだったよね〜!!ごめん、私いま●●に来ちゃってるの〜ごめんごめん〜」とかやりそうで心配したと言われた。店に着くまで心配だったと。。。初めまして!の高校生に「こいつ豪快だけど、こういう心配させるから」と紹介された。よく分かっていらっしゃると感心しつつも、夢追う高校生をガッカリさせないわよとも思ったり。 そんなことで初めましての高校生と2時間ちょっと話をして来た。 私の高校生の頃とはびっくりするほど違い、比べられないほどしっかりしていた。高校生が考える「将来やりたいこと」の夢の話を直接聞くことが出来たということが、とても新鮮で、こんなにも楽しいことなのかと、学ばせてもらった。中学からの友人に感謝である。 話しながら、自分が大切にしている保育のことを熱く語り過ぎないように、聞く方を多くするように、と心がけていたけれど、やっぱり聞くより話す方が多くなってしまったな〜と反省。
それでも、彼女から聞けた言葉は、昨日のブログの最後に感じたような「どうするんだよ!これからの日本の教育は!」というようなちょっと絶望感の入ったものではなく、「おっと!こんな高校生がいるなら、日本の教育も捨てたもんじゃないじゃない!まだまだ巻き返せるじゃない」と言う希望をお土産に持たせてもらって帰って来たのだった。 今の大人たちが踏ん張らないと、変わらないと行けない部分はやっぱりある。
けれど、大人たち「だけ」頑張ったってダメである。一緒に頑張れる若者と出会うことは、何よりも、何にも変えがたい希望だと思った。幸い、うちの若手のスタッフたちは希望の塊である。今日の高校生にもぜひ合わせたいと思って、その話を自慢気にした。会いたい!保育にも参加したい!仕事塾も見たい!いつ行ったらいいですか?と積極的に言ってくれた。 若くて元気なやる気のある若者に恵まれていると言うことは、新しい若者を繋いで行くことが出来る。
うん10年もの経験を持ったベテランばかりが揃っていても後が無い。
今は良くても後は無い。
うちには希望のタスキがたくさんある。ありがたいな。
きれいな夕陽を見ながら感謝の気持ちが溢れている。
希望のタスキを繋いでくれてありがとう!