- Kaori Nakao
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
私は、数年前に飛行機でみた「wonder」という映画が大好きだ。その映画の中に、「正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには親切を選べ」という言葉があった。それを言ったのは、映画の中の主人公の学校の先生だった。その先生の格言ノートという本があり、365日今日は何かな?と開いてみたりしている。
1月23日、ワンツースリーの日。
今日の言葉がこの表題の言葉だった。
これは、知識を得るという意味での言葉かもしれないが、人生に例えるなら、私ならこう言うな。恥という言葉があまり好きじゃないものある。
「聞くのは一時の損、聞かぬは一生の損」
これまた、たまたま今朝みた動画に80歳のおじいちゃんのスケートボーダーの話があった。日本人のおじいちゃんで、鉄道の落とし物を販売する市に行った時に、800円で売られていたスケートボードを購入。この時点でもう80歳のおじいちゃんらしくない。らしくないとは、勝手な固定観念だが、80歳のおじいちゃんが選ぶものの中に入るとは思えない。そこからして、すでにこのおじちゃんの気持ちが「好奇心」で溢れているという人としての成長できる種を持っているということになる。
そこでおじいちゃん、どんなものなのか?と家の前の路地で練習をしていたら、近所の人にスケボーパークがあることを教えてもらう。早速行ってみると、若者がカッコよく滑っている。それを見ながら、「あれやりたいな」と見様見真似で練習していると、若者がコツを教えてくれた。練習するとできるようになってきた。おもしろくなって通い、分からない技のコツは若者に聞くのだそうだ。
聞けば教えてくれる。こうやって若い人と話すチャンスが出来て楽しい!
教えていた若者の方も「いくつになっても挑戦することが出来ると勇気をもらった人は多い」と言っていた。
おじいちゃんは最後に「彼女もいるし、毎日楽しい。このまま元気に長生きして死ねたらいいな」なんて言っていた。 男の人は会社を通して社会とつながっている人が多い。
家族を通して、子どもを通して、趣味を通して社会とつながっている人は、仕事がなくなってからでも繋がりを持ち続けることが出来る。それがないと、会社が終わったら何の繋がりもなくて、かと言って、変なプライドが邪魔するとどんどん孤独になっちゃうよ。 311の東日本大震災の後、復興支援でせっせと通っていた頃、同じことを聞いた。何もなくなってしまってから、高齢の方の中で男性の方がなかなか外に出て来なかったと。変なプライドが邪魔して、助けてと言えず、ストレスを溜めて行ってしまう方が多かったと。女性はおしゃべりして発散できるところがあるので、お茶飲んでおしゃべりして発散することで男性よりもストレスが溜まりにくい傾向が見られたと。
何歳になってからでも、年下の若い子に教わってでも、新しいことを始めたり、分からないことを教えてもらったりしながら、いつも「好奇心」に満ちて「楽しい」ことを探して生きて行った方が人生何倍もお得だと思う。
そんな男性陣をターゲットにした「とーさんず3」と言う企画がある。
https://docs.google.com/document/d/1-eVSIsIQlewh3YnC8KMejxNJNewAyw8StzqQCk1kz8I/edit?usp=sharing ぜひ各地で開催したいと思っている。
当日は黒柳徹子さんの「徹子の部屋」ならず、黒中尾カオリが「カオリの部屋」の如く、ゲストの皆さんから根掘り葉掘り聞き出すので、その話題をきっかけに、とーさんたちの繋がりが出来たら、そのあとは皆さんでご勝手にどうぞ!と言う企画である。 80歳になっても、スケボーして、彼女作って、元気で大笑いしているような人生をめざしてみよう!!